友人が営む 新宿の名店 「鳥源」が今月30日を以て閉店

~76年の歴史に幕を~ 中学高校の友人が営む 新宿の名店 「鳥源」が今月30日を以て閉店します。 昭和22年開業、新宿紀伊国屋書店となりに木造二階建ての店舗で営業してました。 約5年前、再開発の話が進み、昭和そのものだったその店から移転を決意、伊勢丹向かいのビルに引っ越してきました。 新しい店舗になっても、入り口には昔のままの提灯が出迎え、店内もどこかレトロを感じる設えでホッとさせてくれます。もちろん味はそのまま、東京一の「水炊き」を楽しませてくれました。 80になるお父さんと馴染みの従業員さんたちがもてなしてくれる、昭和の雰囲気が残る新宿の老舗でした。 店を移転してから1年半が経った頃、コロナの時代に入りました。それでも、店を守り、従業員を守り、お客に笑顔を提供してきました。 今、徐々に街には賑わいが戻ってきたにせよ、広い店内、宴会の予約などはまだまだの状態。 紀伊国屋横の時代の自前の建物とは違い、テナント料も、聞くと目が飛び出るような金額。 移転を決めた5年前は、オリンピックを目前に、益々の東京経済の発展は、誰もが疑わない時代でした。 恐れていたコロナ後倒産・閉店が、深刻化していく […]

東京都健康長寿医療センター 病院・研究所開設50年・養育院創立150年

【東京都健康長寿医療センター 病院・研究所開設50年・養育院創立150年】記念講演会が、板橋区立文化会館で行われました。 今日の講演では、養育院から健康長寿医療センターに至るまでの歴史や渋沢栄一初代院長の功績などが話されました。 養育院は明治5年(1872年)に本郷(現在の東京大学)に、生活困窮者や孤児・病者などの救済施設として開設。その後、上野・神田・本所・大塚と移転を繰り返し、関東大震災時に板橋大山へ移転してきました。 今日の講演の胆は、養育院と渋沢翁の社会貢献としての耀かしい歴史でしたが、当時は「社会的迷惑施設」であったということも史実でした。 というのも、昭和21年(1946年)に戦争で焼失していた養育院を建て替えるとした東京都に対して板橋区議会は大反対運動を起こしました。地元にしてみれば、戦後の混乱期に東京中の困窮者が板橋に集まるわけですから、反対運動は当然のこと。 結局、都は広大な養育院の土地の一部を板橋区に譲ることで、決着をみました。その際、板橋区が得たのが、現在の板橋区立文化会館・板橋一中・グリーンホール・大山公園でした。 それから四半世紀、昭和47年(1972年)に、 […]