今日は『建国記念の日』とは? そもそも何の日?

今日は、2月11日、#建国記念の日​ です。
今日は、この建国記念の日について、お話したいと思います。
「建国記念の日」?「建国記念日」?そもそも何の日?

今年は、何年ですか。
2021年
令和3年
丑年 または 辛丑(かのと うし)

(年をかぞえる)紀年法には、3つの種類があり、
① ある年を始点にして経過年数を数える無限のシステム(#紀元​)
西暦=キリスト紀元、仏暦=仏滅紀元、#皇紀​=神武紀元
※仏暦:釈迦が入滅した年あるいは翌年を紀元(西暦プラス545あるいは544)
※皇紀:神武天皇即位を紀元(西暦紀元前660年)今年は#皇紀2681年​
② 君主の即位や事件などでリセットされる有限のシステム(#元号​)
昭和・平成・令和など。明治以降は一世一元制。以前は一代の天皇の間に複数回 改元しうる制度でした。
支那・朝鮮・ベトナムなどでも近年まで使われていた。
③ 一定の年数で繰り返される循環システム(周期)
干支(60年周期)

2月11日という日付は、初代天皇 神武天皇の即位された日。
西暦紀元前660年1月1日(旧暦)にあたり、明治に入って、新暦に換算した日付。
この日は「#紀元節​」と言われ、建国を祝う祝日です。

余談ですが、私、河野雄紀の「紀」は、紀元節の「紀」です。私が産まれる予定の日が、この2月11日だったので、この字を使ったそうです。

この国民に慣れ親しまれていた「紀元節」でしたが、昭和23年に#GHQ​ によって廃止されました。
#日本国弱体化政策​ の一つだったわけです。

国民の祝日は、昭和23(1948)年に施行された「#国民の祝日​ に関する法律」で定められます。
その後、国民の間で「紀元節」復活の動きが高まり昭和31年(1956)自民党により議案が提出されますが、野党の反対などで廃案。それから9回の議案提出を経て、昭和41(1966)年にようやく、「建国記念の日」は「建国をしのび、国を愛する心を養う」国民の祝日として定められました。

成立までに時間がかかった背景には、
① 「紀元節」の復活に意義を唱える野党等からの反発
② 歴史学者らによる、神武天皇の存在への疑問視。
「正確な起源が分からないのに建国記念日など定められない」とする意見があった。
→史実に基づく建国された日ということではなく、建国をお祝いする日という考えで、「記念日」ではなく「記念の日」とされました。

そもそも、#日本書紀​ や古事記などで記されているような神話の時代から連綿と続いている我が国の悠久の歴史を誇りに思います。
建国して数十年、数百年の国と違う、建国2681年という、これだけの長い歴史をもっている国は日本をおいて他にありません。
まさに日本書紀に書かれている神武天皇が即位された時に発せられた「八紘(あめのした)を掩いて(おおいて)宇(いえ)と為(せ)む」、「天下を一つの家のようにする」という「#八紘一宇​」の精神こそが、この日本の礎になっていると思います。

アメリカの独立記念日(7月4日)、フランスの共和国成立・フランス革命記念日(7月14日)、ドイツの東西統一記念日(10月3日)、中国の国慶節(10月1日)などは、盛大なお祝いが国をあげて行われています。

私も毎年、明治神宮会館で行われる建国記念の日奉祝中央式典に参列しますが、今年はコロナで中止になりました。
本来であれば、この最も重要な国民の祝日である建国記念の日は、#政府主催​ での盛大なお祝いを行うべきと、思います。

世界に冠たる長い歴史と文化を有する、誇りある日本国、誇りある日本人として、今日のこの祝日を祝いたいと思います。