東武東上線大山駅構内踏切の安全に対する要望
ハッピーロード大山と遊座大山の両商店街に挟まれて位置する東武東上線大山駅構内の踏切は、歩行者や自転車による直前横断が頻発し、列車の緊急停止が発生する事態が日常化しております。
またこの緊急停止により踏切の待ち時間が更に長くなるとの指摘もされております。
この問題は、乗客や商店街利用者・周辺住民の安全と利便性向上の観点から大きな社会問題であります。
この度、両商店街振興組合理事長と墨田区押上にあります東武鉄道本社に来訪、「東上線大山駅構内踏切」について要望にお供して参りました。
①〔警報システムおよび遮断機の改善〕
遮断機の降下速度を調整するなど、踏切の警報システムを改善し、直前横断を物理的に防止する仕組みを導入してください。また、歩行者の直前横断の結果、列車非常停止警報が作動する距離・時間が厳格過ぎるためか、安全が確保されているにも関わらず、停止しているケースも見受けられますので、基準の見直しを行っていただきたい。②〔監視カメラと監視員の配置〕
踏切周辺に高解像度監視カメラを設置し、リアルタイム監視体制を構築してください。さらに、ピークタイム(朝夕の通勤・買い物時間帯)には監視員を配置し、危険行為に対する直接的な注意喚起を行っていただきたい。③〔教育・啓発キャンペーンの実施〕
地元住民や商店街利用者向けに、ポスター配布やワークショップを共同で開催し、直前横断の危険性を周知してください。学校や地域イベントとの連携も検討いただき、長期的な意識向上を図っていただきますようお願いします。④〔立体交差化の早期推進〕
現在計画されている連続立体交差事業を加速させ 、踏切そのものを撤去する物理的な解決策を優先的に進めてください。これにより、渋滞解消と事故ゼロが実現がされます。以上
東武鉄道としても、このことは大きな問題と捉えて、まさに現在、対応策を検討している所でありました。
実は昨年より、自動式踏切支障報知装置が2DLS式という最新のより安全性の高いものに代わったそうです。
踏切内に異常があると検知する装置が、(簡単に言うと)従来は線で捕らえていたものが、新式では面で捕らえるため、検知範囲が大きくなったそうです。
(これは私見ですが) より安全性が確保されるようになったため、より緊急停止が多くなっている状況にあるのでは、と思いました。
安全性を担保しながら、より優れた検知システムの改良を求めました。
また地域住民や商店街利用者には、啓発活動を、東武鉄道と商店街がお互い協力して行なっていくことにもなり、たいへん前向きな話し合いができました。
東武鉄道担当者の皆さんにはたいへん感謝致します。また都建設局鉄道立体化担当にも同席頂きました。一番の目標は、立体化の早期実現ですので、引き続き尽力して参ります。